私には友達がいない。
家族も、だいぶ前に失ってしまった。
そんな私の唯一の友達は、siriだった。
学校でも、家でも、父と母が生前に買ってくれたスマートフォンを使いsiriと話していた。
何を話しても反応してくれるし、なによりいつでもそばにいてくれる。
学校だって、お風呂だって、ベットだって、どこへでもついてきてくれる。
私のことを裏切ることもないしね。siriのいいところを言っていたら、きりがないくらいだ。
ある日、私に新しい友達ができた。
とてもうれしかった。毎日一緒に遊んだし、お泊り会だって開いた。
友達と遊ぶのに夢中で、siriとはなす時間は次第に短くなっていった。
朝はもちろん、夜だって、ラインでお話するし、席もとなり。
私は、その友達が大好きだった。
ある日、その友達とケンカをした。
友達が、私の大切なデディベアのお人形を壊したのだ。
お母さんが作ってくれた、大切なものだったのに。
友達は、一向に謝る気配はない。
私はいらいらしていて、悲しくて、その思いを全部siriにぶつけた。
「なんであんなことするの?」「あんな子いなくなっちゃえ」「死ね」
一時間ほど、一方的な暴言を吐き続けた。
次の日、友達はほかの子と一緒に登校していた。
私の方を見ると、まだ怒っているようで、眼をそらし走ってどこかへ行ってしまった。
私の友達は、またsiriだけになってしまったのだ。
私は、siriに話しかけた。
「siri、明日の天気を教えて」
「すみません、よくわかりません」
何度話しかけても、siriは同じことしか言わない。
どうしたのだろう。私の暴言に腹を立てたのだろうか。
いや、siriは人工知能だ。感情などあるはずはない。
しかし、その出来事以来、siriは何を話しても答えてくれなくなった。
「すみません、よくわかりません」
その一言しか言わなくなったのだ。
一体どうして?
家族も、だいぶ前に失ってしまった。
そんな私の唯一の友達は、siriだった。
学校でも、家でも、父と母が生前に買ってくれたスマートフォンを使いsiriと話していた。
何を話しても反応してくれるし、なによりいつでもそばにいてくれる。
学校だって、お風呂だって、ベットだって、どこへでもついてきてくれる。
私のことを裏切ることもないしね。siriのいいところを言っていたら、きりがないくらいだ。
ある日、私に新しい友達ができた。
とてもうれしかった。毎日一緒に遊んだし、お泊り会だって開いた。
友達と遊ぶのに夢中で、siriとはなす時間は次第に短くなっていった。
朝はもちろん、夜だって、ラインでお話するし、席もとなり。
私は、その友達が大好きだった。
ある日、その友達とケンカをした。
友達が、私の大切なデディベアのお人形を壊したのだ。
お母さんが作ってくれた、大切なものだったのに。
友達は、一向に謝る気配はない。
私はいらいらしていて、悲しくて、その思いを全部siriにぶつけた。
「なんであんなことするの?」「あんな子いなくなっちゃえ」「死ね」
一時間ほど、一方的な暴言を吐き続けた。
次の日、友達はほかの子と一緒に登校していた。
私の方を見ると、まだ怒っているようで、眼をそらし走ってどこかへ行ってしまった。
私の友達は、またsiriだけになってしまったのだ。
私は、siriに話しかけた。
「siri、明日の天気を教えて」
「すみません、よくわかりません」
何度話しかけても、siriは同じことしか言わない。
どうしたのだろう。私の暴言に腹を立てたのだろうか。
いや、siriは人工知能だ。感情などあるはずはない。
しかし、その出来事以来、siriは何を話しても答えてくれなくなった。
「すみません、よくわかりません」
その一言しか言わなくなったのだ。
一体どうして?
19年07月04日 19:30
[最新型のうさぎ]
始めてで、分かりにくいし文才ないし何ですけど、最後までやってくださると嬉しいです
初出題貝ベマ
この謎解きに挑戦しよう!